アパートやマンションで1階は狙われやすいというのは防犯の常識です。

東京の都営アパートの1階の部屋ばかりが狙われるという事件がありました。
都営アパートの1階にある5つの部屋の窓ガラスがそれぞれ割られており、2つの部屋からはさらに現金とキャッシュカードが盗まれていたそうです。
そして250メートルほど離れた別のアパートでも犯行におよんだようで、1階の部屋のベランダのガラスが割られていたとのことです。

マンションの高層階や2階3階であろうと空き巣に入られる時代です。1階で防犯性の低いアパートだったらなおさら侵入されるでしょう。
個別の部屋に鍵がついているだけのマンションやアパートは空き巣が本気を出せば簡単に侵入できてしまいます。

こんなアパートにどろぼうが入るわけないとたかをくくっている人もいるかもしれません。しかし、泥棒はその日一日の食費分でも稼げたらラッキーと思っているのです。どんな少額の現金でも手に入れば犯行に及びます。
また、現金はなくても今回の件のようにキャッシュカードが手に入ることだってあるのです。

一気に高額の現金が手に入る案件は少ないものです。難易度の高い家に入るような怪盗ルパンのような泥棒ばかりではありません。普通の泥棒は普通の家に侵入するのです。